海外FXを愛するトレーダーと共に

iFOREX(アイフォレックス)大好きFXトレーダーです。ドル円が得意な通貨ペアです。

ユーロ高トレンドの要因。ECB会合でラガルド総裁の発言に注目!!

ユーロドルの日足チャート

ユーロドルの日足チャート

 

上記ユーロドルの日足チャート(iFOREXより)ですが、3月の底である1.06380から9月にかけて約10%ものクレイジーな上昇を見せつけてくれました。この上昇率はここ1年では見られなかったレベルです。3月からロングでポジションを保有している人は笑いが止まらない事でしょう。ウヒョヒョヒョ〜と高らかに笑いたいところですが、私はポジションを保有していません。ガッテム。

 

さて、ユーロドルですが、この記事を書いている9月10日の時点で1.18238まで上昇しています。なんで、こんなにユーロ高が続いているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ユール高が続いている要因

 

 

世界を震撼させたコロナウイルス危機への対策によって、感染者数が減少傾向にあり、EU経済が復活の兆しにあります。

 

その対策ですが、下記の通りとなります。

 

  1. 不要不急の場合を除き域内・対外国境を閉鎖
  2. 必要物資の流通の円滑化、マスクや人工呼吸器の共同調達
  3. ワクチンや治療薬開発をするために140もの研究チームをサポート
  4. 次期多年次財政枠組みに景気刺激策を盛り込むよう提案
  5. EU市民保護メカニズムを通して、域外に取り残された欧州市民の帰還を実現
  6. 最大8億ユーロ(約936億円)の連帯基金を加盟国が利用できるようにルールを変更
  7. 各加盟国の政府債務軽減のため、ECBが7,500億ユーロ(約87兆7,500億円)を動員
  8. 労働者の雇用を守るために新施策を提案
  9. 仕事、プライベートで快適な接続スピードでインターネット利用を実現するために、Netflix、Facebook、YouTubeにストリーミングの質を下げるよう要請
  10. 航空会社の発着枠使用義務の免除

 

9番のストリーミングの質を下げるように要請までするとは徹底しています。日本も見習った方がいいのかもしれません。

 

これら対策によりビジネスがより迅速に再開の目処が立った事で、失業率も抑制され、経済回復速度が速まった事がユーロ高の要因の一つとして考えられるでしょう。

 

 

ECB会合でのラガルド総裁の発言に注目

 

 

今晩(9月10日)は、重要なイベントECB会合があります。ラガルド総裁がユーロ高トレンドを終了させるような発言をするのか。それとも、言及なしでユーロ高を容認する形になるのか。ぶっちゃけどっちに転ぶかなんて分かりません。

 

もし、ユーロ高トレンド終了発言をしたとしても、それが口先介入だけの場合もあります。ドラギ前総裁も度々口先介入をしていましたし。市場が口先介入だと判断すれば、さらなるユーロ高へと向かう事でしょう。

 

とりあえず私はノーポジで様子を見る事にします。